【完】キミさえいれば、なにもいらない。
親切にしてくれたかと思いきや、俺が「仲良くなりたい」って言ったら、「私は別になりたくない」と断られる。
だけど、おとなしそうに見えて、そうやってはっきり言うところもまた、いいなって思った。
助けてくれた時もそうだったけど、芯がしっかりしている子なんだろう。
今まであまり俺の周りにこういうタイプの子はいなかったので、新鮮だった。
でも、そんな一見クールに見える彼女にも、意外な一面があって。
俺が時々わざとからかうようなことを言うと、顔を赤くして、照れたような反応をする時がある。
そして、大好きな本の話をしはじめると、急に熱くなって、いつになく饒舌になるんだ。
その普段の姿とのギャップがまた、たまらなく可愛くて。
彼女のことを知れば知るほど、俺は夢中になっていった。
もっと雪菜のことを知りたいと思った。近づきたいと思った。
どうしたらもっと話してくれるんだろう。俺に興味を持ってもらえるんだろうって。
気が付いたら毎日、彼女のことばかり考えていた。
正直、自分からここまで女の子に夢中になったのは、初めてだった。
だけど、おとなしそうに見えて、そうやってはっきり言うところもまた、いいなって思った。
助けてくれた時もそうだったけど、芯がしっかりしている子なんだろう。
今まであまり俺の周りにこういうタイプの子はいなかったので、新鮮だった。
でも、そんな一見クールに見える彼女にも、意外な一面があって。
俺が時々わざとからかうようなことを言うと、顔を赤くして、照れたような反応をする時がある。
そして、大好きな本の話をしはじめると、急に熱くなって、いつになく饒舌になるんだ。
その普段の姿とのギャップがまた、たまらなく可愛くて。
彼女のことを知れば知るほど、俺は夢中になっていった。
もっと雪菜のことを知りたいと思った。近づきたいと思った。
どうしたらもっと話してくれるんだろう。俺に興味を持ってもらえるんだろうって。
気が付いたら毎日、彼女のことばかり考えていた。
正直、自分からここまで女の子に夢中になったのは、初めてだった。