幽霊相談室〜幽霊が見える高校生〜
幽霊が見える高校生
主人公 : 木下芽衣子(きのしためいこ)
・高校1年生
・霊と話せる
芽衣子「行ってきまーす!」
私は今年の4月から歩いて20分の高校へ通い始めた
自転車で通ってもいいんだけど
歩くのが大好き
なぜなら…
芽衣子「あっ!また成仏してない霊がいる〜、おじさん!何してんの?」
電柱のそばに立っていた霊が肩をビクッとさせゆっくり振り返る
霊「お、お嬢さん。私が見えるのか?」
芽衣子「うん、見えるよ?おじさんなんで成仏できないの?」
霊「この花をみてくれ」
見ると供えられた花が倒れている
霊「毎日妻が供えに来てくれてね、今日は成仏しようと思っていたんだがこんなになってしまって悲しくてね」
芽衣子「そっか、悲しいよね。おじさん!私がなおしてあげるよ!」
芽衣子は近くの川から水を入れて花を入れ直し、倒れにくいところに供えた
芽衣子「おじさん、これでどう?
川の近くに咲いてた花も入れておいたよ、私からってことで」
霊「あぁ、お嬢さんありがとう。これで心安らかに逝けるよ。」
芽衣子「おじさん、元気でね」
霊は優しい光を放ってすーっと消えてしまった
芽衣子は生まれつき霊が見え、話せる
その事を知ってから嬉しくてどこに行くのも歩いている
芽衣子「やっぱりこの光、私好きだなぁ。成仏して良かった」
芽衣子両手を広げ大きく背伸びをした
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