黒犬


扉をけやぶり入ってきたのは黒いスーツの男たち…
彼らのボスは奥にいるらしく見えない

























出遅れた……
慌てて着替え愛兎さんにもらった小刀をにぎった。





















「少年…
紗智栞さんのところへ行け。」


総丘さんだった
部屋の扉のとこへ来て静かにそう言った
「愛兎からだ。
紗智栞さんが危ない。」

























桜色の方を見た返り血で赤く染まっている
その刀の、ヤイバは前のように光っていない
さやに入ったままま?!



















「愛兎が娘を抱くまで抜かないと言ったんだ…
頼む…」

まだ人が奥まで入ってきてない
そちらへ向かって走った
何か声がしたがきかないふりをした。

























〜〜〜


手術中と不気味に赤く光るランプ
固く閉じた銀色の扉


その前にある椅子に座り息を吐く


























ふぎゃぁぁあふぎゃぁああ




































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