3月生まれの恋人〜first christmas〜

柊×侑月(syu- ver.)



『6時?・・・』



時計を見て軽く驚く。

普段は低血圧故に、強烈に朝が苦手な俺

今朝に限って異常に早く目が覚めた


・・・そう

今日の日付は12月24日、クリスマスイブ。


この壁の向こうに住む可愛いゆづ先生に、(勝手に)デートの約束を取り付けた

俺にとって・・・大事な日。






彼女、ゆづ先生は甥の拓海が通う幼稚園の保育士サン

数カ月前、懇願されて見に行った拓海の運動会で俺は彼女にいわゆる一目惚れを果たす

彼女が自分の部屋の隣に住んでいるとわかった時は、息が止まる位本気で驚いた

これって運命?なんて勝手に思ったりもしたけれど、当時ゆづ先生には付き合っていた男がいて・・・

ところが程なく、淡い片思いに浸ってた俺に大きなチャンスが訪れた

男の浮気現場を目撃し、雨の中びしょ濡れでマンションに帰ってきたゆづ先生

高熱を出し、扉の前で倒れていた彼女を俺は、自分の部屋に連れ込んでしまったのだった

(詳しくは3月生まれの恋人でどうぞ)
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