私の事なんて、何も知らないくせに。
教室を出て、廊下を少し歩くと、俺の担任の教師がいた。確か名前は________高杉、なんだったか。


まぁこの際名前はどーでもいい。
問題はあいつに気づかれずにサボり場所へ向えるか、だ。


「おい。」

気づかれない訳もなく、結局、話し掛けられた。

「あ?なんだよ。」

まるで女が返しているとは思えないほどぶっきらぼうに返事をするのも、今となっては、アタリマエで。

んなことを考えていた矢先。目の前から、プリントが突き出された。
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