キャバクラ黒服体験…トキメキ
数か月が過ぎた頃、閉店の噂がたちはじめた…
やる気もでなくなっていた…
レイカは会社の上役にコネがあり、連絡は取っていたので、噂が本当かどうかは解っていた。どうも、北摂あたりに店を出すらしく、希望者はみんなそっちに異動になるらしい…
まだ少し先の様だったので、あまり気にしなかった…
その頃、妻が出産を終え、実家に帰っていたせいもあり、ほとんどレイカのマンションに入り浸っていた…
逆にいない方がレイカが不安がり、昼の仕事中でもばんばん電話が入り、少し重荷にも感じられはじめた…
男は勝手なものだ…
手に入るとあとはめんどくさくなるもので、逆に女はどんどん引き込もうとしてくる…
たまに実家に様子を見に帰ろーとすると、レイカは泣きだす始末…
『行ったらいやっ』
『行ったら、鍵閉めて戻れなくしてやるんだから…』
私は
『も〜、ちゃんと帰ってくるから…』
と、なだめる…
正直めんとくさかった…
冷たくしてるつもりはないが、レイカにとってはかなり不安だったろう…。
< 47 / 63 >

この作品をシェア

pagetop