キャバクラ黒服体験…トキメキ
この頃からか、私の中でレイカがだんだんとめんどくさい存在に思う気持ちが生まれていった…
その夜わたしは妻からバイトは休んでと言われていたので、夜出かけられない状況の中、少し買い物にいくふりをして、レイカのマンションに向かった。
部屋に入るとレイカは半狂乱状態で裸のまま抱きついてきた。
『どこにも行かないで!』
またすぐに帰る事を予測していたのか抱きついて離れない。
私はこの時も自分の事ばかり考えて、
『すぐ帰らんとあかんねん』
レイカは更に力を込めて
『いやっ!』
『絶対帰さない!』
しばらく問答が続きレイカは泣きだした…
私は覚悟を決め、レイカの腕を無理矢理解き、部屋から飛び出した!
自分でも訳がわからない。ただこの状況から逃げたしたかった…
レイカの泣き声を後ろに聞きながら振り返りもせずに私は走った!走って走って走った!
車に乗り込んだ!
とりかえしのつかない様な事をしてしまった気持ちと、肩の荷が降りた様な気持ちが交じりあっていた!
夢中で車を走らせた!
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