臥薪嘗胆の主
「誰ですかその子は…!あなた、とうとう誘拐を…?!」
迎えに来た稜真が馬鹿なこと言うから、軽く叩いてやった。
「八雲 楼。…調べるのはナシね。僕のお気に入りだから。」
そう言うと、稜真は前を向き運転を再開した。
「…龍神持ちなのは確かだよ。」
その言葉に稜真はわかりやすく反応した。
「…大変でしたでしょうね。」
稜真は…、アイビスのみんなは楼の苦しみを分かってやれるだろう。
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