臥薪嘗胆の主



「…君は…」



隣にいた楼が、音の犯人であろう者に近づいて行った。






「…っ助けて!!」






“蒼月、何があったんだ…?”






鈴音の龍神、紅月が反応してる…?







“紅月!奴が、動き出した……久遠が…”








“なっ…、あいつは、もう何年も前に消えたはずじゃ…”









「紅月、久遠って…何者なの?」










“久遠は……”











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