臥薪嘗胆の主




それを伝えると、鈴音さんは眉を寄せて頬杖をついた。





「ん~……もしかして!」




急に立ち上がった鈴音さんは、医務室の奥の部屋へ入っていった。








「…楼くん、ここ見て。」






“龍神について。”






そこに書いてあった項目の、24番目を見るとそこには…








「…龍神が自由な行動をとると、憑き人は体力を取られ日に日に…」








まさか…









「俺の、龍神が…?」








< 146 / 225 >

この作品をシェア

pagetop