臥薪嘗胆の主
「…っ」
ベッドから立とうとすると、よろめき床に倒れた。
いつも以上にキツい…。
「楼!大丈夫か?!」
たまたま部屋に入ってきた千流さんの手によって俺は、やっと立ち上がることが出来た。
「すみません…なんだか立ちくらみがして。」
それから鈴音さんが来て、今日は休みを貰った。
「……」
部屋に来たみんなは何かを考えているように、俺を見ているのに見ていない。
「あの…俺なら大丈夫ですよ?」