臥薪嘗胆の主




『やめなさい。』




突然目の前に立った龍神。





…こんな龍神初めて見た。







「…君は?」







『私の名前はない。…私は貴方達を止めに来た。』






名もなき龍神。







そんなものに、止められるはずが…









『…っあなたは、連れて帰ります…!!』








そうして、私と宗明は引き剥がされた。








それから少し経ち、宗明は寿命を全うして亡くなったという。







それは私からすると1年だった。








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