臥薪嘗胆の主




「…ふ、バカだな。」




…なんで笑ってるんだ…?








「死ね…日向 蓮。」









…嫌だ。







この、手に残る、生温い感覚…












「なん、で……」










回らない頭で考えた。










「社長!!」









…どうして、みんながここに…










「なにをしてるの…楼くん…」









俺の手は、日向ではなく、前に出てきた夜さんを貫いていた。








< 178 / 225 >

この作品をシェア

pagetop