臥薪嘗胆の主
第11章_共に生きて
「楼さん、依頼です〜!」
「あ、莉音ちゃんちょっと待って!」
「は〜い。」
あの事件からもう1年経とうとしている。
「あ〜つっかれた〜。」
「お疲れ様です、千流さん。」
依頼を終えて帰ってきた千流さんはソファにダイブした。
「おっつー、楼。今から依頼っしょ?頑張ってね〜」
ひらひらと手を振る千流さんを横目に、俺は医務室へ向かった。