臥薪嘗胆の主
「よ、夜さん…?」
「んー?」
名前を呼ぶと、にっこにこしながら返事をしてくれる。
「鈴音!社長が起きてる!」
「えぇ?!ほんとに?!」
急いで来ようとしたのかガタンゴトンとすごい音がしてる…。
「…うん、異常はないね…。って、なんでそんなにニコニコなの?社長。」
「だーって、みんなに会うの久々に思えるからさ〜。」
頬杖をつきながら夜さんは鈴音さんと話してる…けど、
「そろそろ1年経とうとしてるとこだったよ?」
鈴音さんのその一言で、夜さんの目がぱちくりとした。