臥薪嘗胆の主




「よ、夜さん…?」





「んー?」





名前を呼ぶと、にっこにこしながら返事をしてくれる。







「鈴音!社長が起きてる!」






「えぇ?!ほんとに?!」






急いで来ようとしたのかガタンゴトンとすごい音がしてる…。











「…うん、異常はないね…。って、なんでそんなにニコニコなの?社長。」








「だーって、みんなに会うの久々に思えるからさ〜。」







頬杖をつきながら夜さんは鈴音さんと話してる…けど、









「そろそろ1年経とうとしてるとこだったよ?」







鈴音さんのその一言で、夜さんの目がぱちくりとした。







< 190 / 225 >

この作品をシェア

pagetop