臥薪嘗胆の主
日向を狂わせてしまったのは僕なんじゃないだろうか。
そう思うと日向は、僕を救済するために、あんな事をしたんじゃないだろうか…
『…主様、なにも考えないで…。』
抱きしめられる、冷たい手を覚えてる。
─────
「しゃちょ〜!飲んでる〜っ?」
大人組はお酒、楼と莉音はジュースを持って乾杯したばかり。
「飲んでるよ。千流は飲みすぎ!」
すぐ酔うのによく飲むなぁ…。
「社長は病み上がりなんだから、あんまり飲まないように〜」
「はいはい。」