臥薪嘗胆の主



「っは、はぁ…っまたこの夢……」





起き上がると、目の前に広がる川。






今日は流れがはやい。









「…バケモノ、か。」







俺は八雲 楼。今年で17になる。







6才のとき、親に捨てられた。






街を裸足で歩いてたところを施設の先生に拾われ、…一週間前までそこで暮らしてた。










でも…───









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