臥薪嘗胆の主
「それもそっか。じゃあ楼は僕とお話してようね〜。」
ベッドの横に椅子をおき、ベッドに肘をついてニコニコしてる夜さん。
「しゃちょー、俺は〜?」
さっきぶつかった人…名前聞いてないや。
「千流は、…お使い頼む!稜真は鈴音たち送ってくでしょ?」
「お使いか〜、わかった。」
「じゃあ行ってきますね。…すぐ戻るので、楼に妙なこと吹き込まないように。」
稜真さんはメガネをクイッとしてキーを持ち鈴音さんと医務室から出ていった。
「楼くん、服着替えててね〜っ!」
鈴音さんにそう言われたけど…服って、
「あちゃ〜、完璧に鈴音の趣味だね。どんまい、楼。」
この、ホストみたいな服はなんだろう…。