臥薪嘗胆の主
「あはは…」
「もう…身体を貸すと、疲れが出るんですからね〜?」
鈴音は心配してくれてるけど、慣れたせいか最近ではあまり疲れない。
「夜さん…どうぞっ。」
「ありがとう莉音。」
莉音が持ってきてくれたお酒を持って、僕はグラスを上げた。
「みんな…これからも、よろしくね!」
「全く…心配かけさせる人ですね。」
「稜真に同じーく!…でも、いつでも医務室で待ってるよ〜ん。」
「しゃちょ〜愛してるぅ〜」
「…千流うるさい。夜さん、これからもよろしくお願いします。」
「夜さん、よろしくお願いします!」
「夜さん…」
最後に、楼が僕の名前を呼んで近づいてきた。
…なにかあるのかな?
「惆悵がものすごく吐きそうです。」
…もう少し早く言って欲しかったなぁ。
夜side end.