臥薪嘗胆の主



「化け物…っ!」



事の始まりは、施設の友達の言葉だった。






「は?何言ってんだよ…」





近づこうと手を伸ばすと、その手は払われた。







「近づくな!出ていけ!」






「どうしたの二人とも!…っ楼くん、それは…?!」







先生は俺を見て後ずさりした。








「なんだよ先生まで…俺が、なんだってんだ…」








近くにあった鏡を見ると…俺の目は赤色で、血が出ていた。









「なんだよ、これ…」







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