臥薪嘗胆の主




「ん…」





目が覚めると、俺は知らない部屋のベッドにいて。





「おはよ〜。」






そこには白髪の男もいた。







「まあまあ、落ち着いて。」





その時の俺は龍神を制御できずにいて、男にその力を振るおうとしていた。








「…ここは、どこだ。あいつらは…」






両親が気がかりだった。





死んだのか、逃げたのか…捕まってんのか。









「捕まったよ。」







何故だか安心してしまった自分に反吐が出た。








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