臥薪嘗胆の主



シャワーを浴びて、今朝の新聞を夜さんのために取っておこうと下の階に行くと…






「君は…」






体育座りでいる、鈴音さんと行った依頼の時の女の子がいた。








「…どうも。」







制服で、なにしてるんだろ…。







「私を、ここに入れてくれませんか?」







真っ直ぐな瞳で言われて、目がそらせなくなる。








「どうして、ここに…?」








そう聞くと、女の子は即答した。









“復讐がしたいから”と。

















「…悪い目だね。」








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