臥薪嘗胆の主



妹は、死んだ。





誕生日の日に。






俺は、アイツを憎んで、恨んで龍神との契約を果たした。







“松陽”







身代わりのように、妹の次に俺と共にいる者だ。










それから俺は、自暴自棄になって警察をやめ、一人繁華街をフラフラしていた時に社長と出会った。










「あ、すみません。」






最初はちょっと肩がぶつかっただけ。








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