臥薪嘗胆の主





「………して……や…る」






振り向いた男の子の呟いた言葉は…聞こえなかった。









ただ一つ、わかったのは…













「…泣いていた…」












目が覚めると、また机に突っ伏したまま寝たみたいで腰が痛い。











「社長、おはようございます。またここで寝たんですか?風邪ひきますよ。」






ノックして入ってきたのは稜真だった。










「…ん。」







コーヒーを渡され、一口飲んだ。








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