臥薪嘗胆の主




「あ、いや…なんでもないです!俺、もう寝ますね。おやすみなさい。」




気づいてないならなにも言うことは無い…よね。





本当は地毛じゃないのかもしれないし。







「大体、地毛で白髪の方が珍しいんだし…」








俺も、気づかないフリをしていればいいのかもしれない。









「…もう寝よう。」








俺は見たものを忘れるかのように眠った。













「社長!!どうしたんですか?!」









…稜真さんのこの声を聞くまでは。










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