トラウマの恋
4
「ええー!どう言うこと!?
何!?なんで!?
サロンモデル?」
土曜日。
沙奈江と飲みながら近況報告。
さすがにめちゃくちゃ驚いてる。
「わたしもよくわかんない。」
「次いつ行くの?」
「明日、営業終わりに。」
「それで?どんな気持ち?」
「んー…。どんな気持ち、か。
なんかさ、正直言うと多分まだ好き。
だけど、一緒に居ると泣きそうになる」
「そっか、
また付き合いたい?」
「付き合いたいってゆうより
向こうがわたしのこと好きじゃないし。
わたしも駄目だってずっと頭の中で
警告音が鳴り響いてる感じだね。
もう分かんないよー!!」
と泣きそうになりながら沙奈江に抱きついた。
このままじゃ駄目だ。明日断ろう。
そう心に決めて帰った。