トラウマの恋
昨日までと全然違う。
わたしの心の穴が埋められた様な感覚。
思い出してもにやけちゃう。
♪〜
スマホに目をやると
さっき送ったおはように返事が来た。
“にやけてんなよ。”
バレてる。
“圭斗くんもね!”
その後沙奈江に報告をしたら
泣くほど喜んでくれた。
今度お礼をしよう。
圭斗くんとは仕事終わりに
サロンの近くで待ち合わせることになった。
どこかでご飯を食べる予定になった。
しばらくすると、お腹が減っていることに
気づいた。
そうだ、わたしたち昨日何も食べずに
朝まで抱き合ってたんだ。
久しぶりにお腹が減る感覚にも
幸せになる。
お風呂に入ってご飯を食べて掃除して
準備を整えて家を出ると
♪〜♪〜〜
「もしもし?」
「もう家出た?」
「出たよ、仕事長引きそう?」
「うん、ちょっとだけ。
店まで来てくれる?」
「分かった、頑張ってね!」
圭斗くんからでサロンで
待ち合わせになった。