みだらな天使
本音
翌朝目覚めると、あんなに重かった気持ちがウソのように軽くなっていた。
朔が隣でずっと寄り添うように眠ってくれたおかげ。
グッスリと眠る朔に思わず笑みをこぼす。
かわいいな…
ギュッてしたい。
朔の頬にそっと触れながらそんなことを思う。
一体、いつからだろう。
私が孤独を感じなくなったのは。
誰かを信用できるようになったのは。
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