みだらな天使
「もちろん今すぐじゃない。奏が高校を卒業して、大学を卒業して。そしたら……結婚しよう。」
「朔…」
真っピンクなラブホの一室でされたプロポーズ。
きっと、ここでプロポーズする人なんて、稀だろうな。
「…返事は?」
「朔が嫌だって言っても、離れるつもりないから。」
「それはこっちのセリフ…」
お互い吸い寄せられるようにキスをする。
いつの間にか、服は脱がされ…
いつの間にか、シルク素材のベッドの上で絡まり合う私たち。
朔と、ずっとずっと一緒にいたい。
そんな私の大きな夢が、未来の約束として交わされたんだ。
朔と一緒なら、毎日幸せを感じられる。
朔のたくましい腕に抱かれながら、これ以上ない幸せを感じていた。