みだらな天使
なんだかすごく朔に会いたくなってきた。



つい一時間ほど前まで一緒だったのに…




寂しさがどんどん押し寄せてくる。





一人きりでずっと生きていくものだと思ってた。




でも今の私は、朔がいないと寂しくて消えてしまいそう。




それほどに朔の存在は私の中で大きくて、愛しくて。





……ああ、ダメダメ。




朔のことばかり考えてると、もっともっと寂しくなってしまう。





今朝つけられたキスマークの痕を、制服の上から撫でる。




まだまだ素直になりきれない私だけど…




まだまだ表情の硬い私だけど…





朔の前では、自然体でいられるようにしたいな。


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