You Only Live Once〜ゲイに生まれた作者の完全実話〜
「実は、智ちゃんにね、いや、智美様に、声がアマガエルみたいだって言われちゃって…」


智美様。
それは、ナオキが
高校生活1日目にして
一目惚れをした子でして。


ナオキが
左手を犬に食べられたあの日、


保健室まで連れて行ってくれた
それはそれは優しい子なんです。


ナオキはというと、
こんなに優しくしてくれるなんて


「僕の事、好きなんじゃ?いや、絶対好きだよね?今すぐ婚姻届け取ってきまーす」


てな感じで、
盛大な勘違いをしてしまいまして


あろう事か、
保健室に連れて行ってくれた翌日に
プロポーズをしたそうです。


「僕と結婚しませんか?」


と。
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