【短】I Love Youのカタチ
なーにが、願いが叶う、だ。
どっから、そんな乙女チックな発想が浮かぶんだ。
私は、更に心の中で毒吐く。
どうにかして、美希都から離れたくて、自分の学力よりも、勿論美希都よりも遥か上の学校を受験したというのに、蓋を開けてみたら、コイツと同じ学校、同じクラス、同じ部活と三拍子揃ってしまっていて、私はとてもげんなりしている…。
でも、誤解がないように言っておくけれど。
私は美希都を無視したことも、拒否したことだって…一度もない。
どんなに向こうから気紛れにしか扱わられなくても、私はそれでもいいと思ってた。
…それが幼馴染なんだ、と。