短編集 【ストーカー】


――――――― 


ナホ「じゃーん!」


立川「あれ?早速買ってきたんだ。」


ナホ「店員さんにお願いしていっぱい値切っちゃった。」


立川「これでユウナの為にビデオレターを作るのか・・。ナホらしいね。」


ナホ「1本だけ残したいの。」


立川「え・・せっかくだからもっとたくさん・・。」


ナホ「ダメ。もう私はユウナの隣にいてあげられないんだから。それに・・・。」


立川「・・・・・?」


ナホ「夕くん、もしこの先いい人が見つかったら・・・。

私の事なんて忘れてユウナの為に新しい母親を・・。」


立川「ナホ!!!
変な冗談・・・や、やめろよ!」


ナホ「・・・・・・・。」


立川「・・・僕が愛してるのは・・ナホとユウナだけだよ・・・。」


ナホ「・・・・・・・・・・。」


立川「ナホとユウナがいてくれるなら・・僕はもう他に何もいらないんだよ・・。」


ナホ「・・ありがとう・・夕くん・・・。」


立川「・・・・。」


ナホ「・・・・・・。」



ユウナ「・・・オギャー・・・オギャ-・・・。」







ナホ「じゃあ・・撮影よろしくね。」


立川「うん・・・。」


ナホ「このビデオは・・・

いつかユウナが・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・見せてあげて・・・。」


立川「・・・うん・・うん・・分かった。」









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