心と体の距離
「「おめでとう!」」
付き合って一年で
わたしたちは籍を入れた。
あれからすぐ、
一緒に住むことになって
引っ越しした。
そしてあの時わたしが聞いた
陽佑の電話は陽佑のお母さんと。
結婚はするってのは
わたしとってことだったらしい。
「おい、小原!」
ハッとした。横を見ると陽佑。
「あっ、ごめん。」
「あんまり幸せボケしてんなよ!
……」
みんなに聞こえない声で
「まだまだ幸せにさせてやるからな。」
て言ったのは秘密。