悲しみの元姫
いつも通りに青龍の倉庫に顔を出して、幹部室に向かったら、私と同じ姫の莉奈が泣いていて、皐月と瑞月と悠誠は私を睨んでいて、汰稀だけは心配そうに私を見ていた・・・
「莉奈?どうしたの!?」
「いやっ!こないで!!」
かけよろうとした私は、叫んだ莉奈の声に動きを止めた。
「よくそんな白々しいことができますね。」
皐月・・・?
「お前が莉奈をいじめたんだろう!」
悠誠・・・?
「ほんとサイテー」
瑞月・・・?
どうしてみんなそんなことゆうの・・・?
「なにそれ・・・?わたしはっそんなことしてないっ!」
「そんな嘘はいいです。青龍の副総長として、あなたを青龍から追放します。もう二度とここに顔を見せないでください。」
は・・・?
どうしてそんなことゆうの・・・?
「まって!私の話を聞いて!」
「あなたの話なんて必要ありません。総長があんな状態になったのもあなたのせいだ。あなたのことをみんな恨んでるんだ。そんなあなたの話なんて、誰も聞きません。」
気づいたら、雨の中、公園のベンチに座っていた。
どうしてっこんなことになっちゃったのっ・・・