【超短】夏一夜の恋。【完】
言っても、きっと信じてはくれない。
それにこれは私と優さんとだけの思い出……これは、私だけの秘密。
「よし、みんな座ったな? 今日は転校生を紹介するぞ」
「え、転校生!?」
「イケメン!?」
「いや、美女だろ!」
「うるさいぞ。──よし、入ってくれ」
二学期初日に転校生?
めずらしいなー。
この学校ではよくあることだけど。
先生に声をかけられ、扉が開く。
そこから、男子生徒が現れて、ゆっくりと歩いてくる。
「やだ、イケメン!」
「やったー」
確かにカッコいいかも……。
背が高い茶色の髪。
そして、そのきれいな顔立ち……。
優さんに似ている。
「彼は以前、この辺に住んでたんだが、ご両親の都合で県外にいたそうだ。で、今回でまた戻ってきてやっと落ち着いたそうだ。じゃあ、自己紹介よろしく」
「笹原 蓮です。よろしく」
そうぶっきらぼうに答えた。
え、笹原……蓮?
外見も似てて、話から聞いたその蓮君って名前……。
それにこれは私と優さんとだけの思い出……これは、私だけの秘密。
「よし、みんな座ったな? 今日は転校生を紹介するぞ」
「え、転校生!?」
「イケメン!?」
「いや、美女だろ!」
「うるさいぞ。──よし、入ってくれ」
二学期初日に転校生?
めずらしいなー。
この学校ではよくあることだけど。
先生に声をかけられ、扉が開く。
そこから、男子生徒が現れて、ゆっくりと歩いてくる。
「やだ、イケメン!」
「やったー」
確かにカッコいいかも……。
背が高い茶色の髪。
そして、そのきれいな顔立ち……。
優さんに似ている。
「彼は以前、この辺に住んでたんだが、ご両親の都合で県外にいたそうだ。で、今回でまた戻ってきてやっと落ち着いたそうだ。じゃあ、自己紹介よろしく」
「笹原 蓮です。よろしく」
そうぶっきらぼうに答えた。
え、笹原……蓮?
外見も似てて、話から聞いたその蓮君って名前……。