輝きに満ちた世界で
「は?」
私は思わず、祐子さんにそう言った。
そう言った理由は私に与えられた仕事。
元々、私の所属する事務所EAGLEは毎年どこかの学校の文化祭でイベントを行っている。
そのこと自体は知っていたが、問題はここから。
「どっからどう見たってうちの学校じゃないですか!?」
そう。
その学校が私と結城の通う学校だった。
「あれ、知らなかった?
もう学校でも発表されてるはず。
あ、秋コレのミーティングの日だ。
全く知らないなんて思わなかった。」
優子さんは普通に話しているけど私にとってはそれどころではない。
「私は不参加ですよね。」
「それはないね。
発表された日、生徒に参加して欲しいモデルをアンケート取ってもらったけど男性枠では結城くん、女性枠では小町、あなたが1位なの。」