輝きに満ちた世界で


あれから2週間、今日は文化祭。



うちのクラスは何を思ったか喫茶店なはずなのに女子の制服はメイド服。
はっきり言ってありえない。



その制服を着てキャピキャピ言ってる女子を見て私はまたため息をついた。



私にとっては 重要なのはいかにバレずに今日、2日目をやりすごすか。



1日目はシフトも裏方だけでら何事もなく終わった。



問題は今日。
あのイベントが待っている。バレてはならない。



「英さん、今日の1時からのシフト代わってくれない?」



1時ならイベントも終わっているし、姫華もいるはずだ。



「いいよ、シフト表書いといて。」



私は適当に返事をしておいた。



この時の判断が私を最悪の方向へ導く。

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