輝きに満ちた世界で


このイベントでは入場と共に私たちが小さなランウェイを歩く。
その後にトークコーナーとミニゲームのようなもの。



たった30分程度のイベントだ。



私たちは控え室から中庭ステージまでを最短距離で移動し、バックヤードで時間を待った。



予定の5分程前に文化祭実行委員がやってきた。
その中にはクラスメイトもいて私は姉ちゃんの背中に隠れた。



「本日はお越しいただきありがとうございます。

今回の詳しい流れです。」



私たちにクリアファイルに入ったプリントがそれぞれに配られた。



そこには影アナで伝える内容や入る順番、トークテーマなどと時間の割り振りなどが書かれていた。



どうやら司会もいないらしく、進行も私たちが進めるようだ。



2分前になるとヘッドマイクが配られた。
私は初めてつけるヘッドマイクに苦戦しながらも準備を終えた。

< 127 / 252 >

この作品をシェア

pagetop