輝きに満ちた世界で


私は着替え終わり、シフト表を確認すると女子のシフトは私と姫華とあと2人。



あと少しでシフトも交代。



私は急いで髪を結び直すため、巻いてあった前髪も一旦ピンで止めて三つ編みを解く。



「そう言えばさっきのトークショーの小町凄かったね。」



「それね、あんまり性格とか知らなかったからびっくり。



計算むっちゃ早いじゃん!
結城君と張り合えるなんてうちじゃ、英さんぐらいじゃない?」



外で聞こえた話し声にびくりとする。

声は多分一緒にシフトの2人だろう。



「ダーツの結果は酷かったけどねー、あんなに下手なの久々に見た。

誰だっけ?球技大会の打ち上げで超下手な子いたじゃん。」



「いたいた。誰だっけ?」



更衣室の隣の荷物置き場に入ってきたのが分かり、全身に冷や汗が吹き出る。

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