輝きに満ちた世界で


その道を歩いて私は今回のイベントの責任者の人のところへ向かう。



「今日はよろしくお願いします。」



「あぁ、小町ちゃん。今日はよろしくね〜」



季節外れのサングラスを頭にかけた人に私は頭を下げる。



「今日はどれぐらい人集まりますか?」



「1800だよ。

モデルのイベントとしてはかなり多いね。」



私はその言葉に頷いた。



「あの、会場の様子って見れます?」



「あ...スタッフの使う上の通路からなら見れると思うよ。あそこから行ってきな。」



私はお礼を言って教えてもらった階段を登る。

階段の先には会場の壁にあるスタンドのような所があった。



そこから見えたのは数えられないほどの人。

これが私たちのために集まってくれた人たち、応援してくれている人たち。



英小夜とこの人たちが小町を作ってる。



私はしばらくしてその場を離れた。

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