輝きに満ちた世界で
「ねえ、奏。どこまで行くの?」
結構歩いたけれどまだたどり着かない。
こう聞くのも3回目。
「あと、もう少しだよ。」
3回ともこう返してくる。
たどり着いたのは薄暗い小屋。
私は一瞬疑ったが、奏が入っていったのを見て私も慌てて小屋の中に足を踏み入れた。
「ゃ...」
横から口元を抑えられる。
目隠しをされて私は何か柔らかいものに投げられた。
やっぱりワナだった...
信じてみた私が馬鹿だった。
私は意識を手放した。