輝きに満ちた世界で
「あの日、ふざけ半分で代役をさせてみたら楽しくってさ。
コイツがどこまで行くのか知りたい、堕とすのはその後でいいか、って。
でも英を知るうちに惹かれていってる自分がいるのにも気付いてた。」
結城は私にれーちゃん手紙を手渡す。
「さよっちへ...
さよっちに伝えなきゃいけないことがあります。
私は明日引っ越します。
遠い岐阜って所で暮らすことになりました。
さよっちにはお話しなきゃいけないと思ってお手紙を書きました。
さよっちと会えなくなるのは悲しいけど、私頑張るね。
だからさよっちも頑張ってね。
遠い所にいるけど、心はひとつだよ!
いつか帰ってきたらまたこの公園で遊ぼうね
大好きだよ ゆうきれな」
1枚の便箋に書かれた手紙。
私はその言葉を口にしながら目で追っていった。
読み進むにつれ、涙が溢れ出てくる。