輝きに満ちた世界で
「そうと決まれば行くよ〜!
早く着替えてきて!」
私は促されて部屋で制服から着替えた。
急いでリビングに降りると姉ちゃんに手を引かれて走る。
それからバスに乗って20分。
バス停からすぐの所に白い建物がある。
小さくついた看板にはEAGLEと書かれている。
「意外と近いんだ。」
「来るのに便利だよ。」
そう、その建物は姉ちゃんや結城が所属している事務所、EAGLE。
「さておき、早く行くよ。
お母さん達が待ってるから。」
そう言って姉ちゃんは私の手首を引いて中に入っていく。
自動ドアのキーという無機質な音が私を迎える。
エレベーターで3階に向かう。
何個も並ぶドア。
それぞれに第一会議室、第二会議室、応接室、なんていう名前がつけられている。
姉ちゃんが足を止めたのは小会議室一。