輝きに満ちた世界で
「それとこちらが、あなたのマネージャーとなる八木祐子さん。」
「八木です、よろしくね。」
その人は20代後半から30代前半に見える女性。
「英小夜です、よろしくお願いします。」
私はこの人と一緒に頂点を目指すのか。
「祐子さんは私のマネージャーをしてる祐太さんの妹さんなんだって。」
姉ちゃんがそう説明する。
あの子に兄弟はいたのかな?
そんな話はしなかったけど。
私はそう考え、すぐに頭を横に軽く振った。
「私もまだまだ若手だから心配かもしれないけど。」
そう言う祐子さんに私は首を振る。
「いえ、私みたいなド素人なんかにマネージャーさんが着くこと自体が嬉しいことなんで。
これからよろしくお願いします。」
私は深く頭を下げた。