輝きに満ちた世界で


やがてその音もしなくなった。



でも私は自分の体の調子がおかしいことは気付いてる。



「あ、英。」



私はそう呼ばれて振り向くと結城が立っていた。



「なんだ、俺が一番じゃないのか。」



そういう結城に私は笑って立ち上がり伸びをした。



「あれ、英。お前痩せた?」



私はその言葉に肩を震わせた。



佐々木さんだけじゃなくて結城にまで痩せたことがバレるなんて、

と衝撃が走った。



「気のせいじゃない?
痩せた感覚ないけど。」



「玲於君、小町ちゃん。撮影始めるよ。」



私が喋っている時にカメラマンさんから声をかけられた。



撮影は最初、4人全員での撮影をしてから個人写真を撮り、それぞれ個室でのインタビューとなった。

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