さよならまた明日
15日。
インターフォンが鳴り響く。
おばぁちゃんと声がする。
しかし、返事はない。
かりんは仕方がないので持っていた合鍵で家の中に入る。
筋肉質な足と手。
だけど出るとこは出てるかりんの体はとてもふくよかで女性らしい。
肩くらいまである黒髪はとても艶があり、ふくよかな端正な顔はとても美しい。
が、今のかりんの表情はわらってはいない。
ヒサエが見えないのだ。
きっと、かりんちゃんいらっしゃいと暖かみのある声で出迎えてくれると思ったのに、全く声が聞こえない。
ヒサエが飼っている金魚。その金魚のための延命装置の音しか聞こえない。
きっと、トイレだろう。 そうかりんは思った。
だから返事もない、聞こえない。
トイレから出てくるまで居間でくつろいでいよう。
かりんはスマホを片手、もう片方は自分の荷物とおばぁちゃんが大好きなようかんを持って、リビングに入った。
20分たった。
一向にトイレから出てくる気配はない。
さすがにかりんも不審に思い、家中ヒサエを探してみることにした。
居間もトイレも風呂場もキッチンもいない。
最後は寝室をみた。かりんは絶句した。そこにヒサエはいた。
インターフォンが鳴り響く。
おばぁちゃんと声がする。
しかし、返事はない。
かりんは仕方がないので持っていた合鍵で家の中に入る。
筋肉質な足と手。
だけど出るとこは出てるかりんの体はとてもふくよかで女性らしい。
肩くらいまである黒髪はとても艶があり、ふくよかな端正な顔はとても美しい。
が、今のかりんの表情はわらってはいない。
ヒサエが見えないのだ。
きっと、かりんちゃんいらっしゃいと暖かみのある声で出迎えてくれると思ったのに、全く声が聞こえない。
ヒサエが飼っている金魚。その金魚のための延命装置の音しか聞こえない。
きっと、トイレだろう。 そうかりんは思った。
だから返事もない、聞こえない。
トイレから出てくるまで居間でくつろいでいよう。
かりんはスマホを片手、もう片方は自分の荷物とおばぁちゃんが大好きなようかんを持って、リビングに入った。
20分たった。
一向にトイレから出てくる気配はない。
さすがにかりんも不審に思い、家中ヒサエを探してみることにした。
居間もトイレも風呂場もキッチンもいない。
最後は寝室をみた。かりんは絶句した。そこにヒサエはいた。