秘密暴露アプリ~恐怖の学級崩壊~
そんなミユキが50代のおじさんと並んでいる姿なんて、想像もできなかった。


「本当だって! 写真も見せてくれたんだから」


自信満々にそう言う弘江。


本当なんだろうか。


「なんか、思ってた以上にみんなすごいね」


直美は自分胸に手を当ててそう言った。


ドキドキしているのだろう。


「どれもこれもすごい秘密だから、ポイントも高いかもしれないね。だけど、写真があった方がもっとポイントが稼げるかもしれない」


あたしは口の中でブツブツと呟いた。


信吾が弘江をどのくらい信用して話をしたのかがわからない。


全部が本当だとは限らないから、気を付けた方がいいかもしれない。
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