秘密暴露アプリ~恐怖の学級崩壊~
「まだあるよ。ゆかりは万引きの常習犯。和弘はアニメやゲームの幼女物が大好きで、実際にも小さな女の子が好きなんだろうって言ってた」


「そうなると、信吾自身にもなにか大きな秘密がありそうだよね」


あたしがそう言うと弘江は頷いた。


「たぶんあると思う。さすがに聞けなかったけど」


それでも、今日の話だけで大きな収穫だった。


あたしたちはオタクグループの秘密を握ることができたのだから。


「弘江のおかげであたし達がターゲットになるのを回避できそうだね」


「うん! よかったよね!」


直美は嬉しそうにそう言ったのだった。
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