秘密暴露アプリ~恐怖の学級崩壊~
オタクグループの中では一番ひどい秘密だと言っても過言じゃないかもしれない。


これを今、ここであたしが書き込めば、きっと全員の視線を浴びる事になるだろう。


そう考えると楽しかった。


ポイントだって沢山入るハズだ。


「あたしが書いてもいいよね?」


一応、目の間にいる弘江にはそう聞いた。


あたしたちは親友同士だし。


「今書くつもり?」


弘江がギョッとした表情を浮かべる。


だって、今のところあたしが一番ポイントが低いんだもん。


心の中でそう思うが、口には出さなかった。


あたしがポイント目的だとバレると、みんな協力してくれなくなるかもしれない。
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